こんにちは、はたてです。
こちらは以下の記事で記載した「【社員目線】OBOG訪問で就活生に聞いてほしい質問」の続きになります。
まだ記事をご覧になっていない方は是非見てください!
こちらの記事では社会人である私が、会社員側の目線からOBOG訪問で聞かなくても困らない質問を紹介します。
聞かなくても困らない質問とは
私の考える聞かなくても困らない質問とは、回答を得たとしても自分の就活に活かせる可能性が低い質問です。
OBOG訪問を行う際には何かしらの目的設定が必要になります。
「会社の細かい社風や雰囲気を把握しよう」とか「具体的にどのような仕事が出来るのか明確にしよう」など、就活生毎に目的を持ってOBOG訪問に挑んでいるかと思います。
様々な目的がある中でも就活生全体で共通するのは、「自分の就活に活かせるのかどうか」という視点だと私は思っています。
どれだけ面白い回答が得られたとしても、その回答を自分の就活に活かす事が出来なければ意味が無いですからね。
その様な私の意見を踏まえ、私の思う聞かなくても困らない質問はこんな感じです。
それでは1つずつ説明していきます。
○1日の業務の流れ
仕事内容について聞く事は大切ですが、1日の業務の流れについて聞く事はあまり意味が無いと思っています。
なぜなら1日の大まかな業務の流れは、大体みんな一緒だからです。
その業務を行う時間帯は違うかもしれませんが、大まかな業務内容については多くの社会人が同じような事を行なっています。
例えばこんな業務内容です。
- お客様からのメール確認
- 見積書やプレゼン資料など社外向けの資料作成
- お客様へアポイントの打診
- お客様へ訪問
- 社内会議
私としては1日の業務の流れを聞くよりも、上記で記載した各業務内容について具体的にどのような仕事を行うのか掘り下げた方が企業分析に繋がる回答が得られると思います。
○今の部署は成長出来る環境なのか
確かに自身の成長には周りの環境も大切です。
しかし基本的には、自分自身が成長しようという意識をどれだけ持てているのかという事が全てだと思います。
自分が成長しようと思わなければ、周りの環境が整っていても意味がありません。
また、たとえ成長の難しい部署に配属されたとしても、その部署でどうすれば自分が成長出来るのか考える意識を持てるくらいでなければ、どの部署に行っても成長する事は難しいでしょう。
本当に成長したいのなら自分の置かれた環境を言い訳にせず、どんな環境でも成長する意識を持てるといいですね。
○仕事後、休日の過ごし方
業務外の過ごし方を聞いても自分の就活に活かせる情報は得られません。
ショッピングをして服や雑貨を買いに行っている、友人とカフェでお茶してお互いの近況について話している、などなど。
このような話を聞いても何も自分の就活に活かせないですよね。
なので私は仕事の後や休日の過ごし方に関して質問する必要が無いと思っています。
もし仮に活かせる情報があるとすれば、業務外でも仕事に関する知識を深める為に勉強をしているというような勉強系の回答でしょうか。
「社会人になっても勉強が必要なんだな」と、その会社で働く大変さが分かると思います。
「私も社会人になっても勉強頑張ろう!」と気を引き締める方もいるでしょう。
しかし私としては、就活生の皆さんには社会人になっても勉強する事は当たり前だと思ってほしいと考えています。
なぜなら社会人になると本当に勉強しなくなるからです。
私もこのように言いながらめちゃくちゃ勉強している訳ではありませんが、それでも本当に多くの人は勉強しないんです。
1日30分勉強する習慣を持つだけでも、周りと差をつけられると思います。
もし勉強しているOBOGに出会えたら、どのような勉強をしているのか具体的な話を聞いてみてください。
○学生生活について
アルバイトやサークル、ゼミなどOBOGの学生時代に関する質問です。
こちらの質問に関しても回答の多くは自分の就活に活かせる機会が少ないと考えています。
中にはゼミやサークルで物凄い成果を上げている人がいるかもしれませんが、単純にその成果だけを聞いても意味はありません。
OBOGの学生生活について自分の就活に活かす為には、その学生生活の話をどのようにして当時の就活に活かす事が出来たのか聞いてみましょう。
話の伝え方やエピソード内で強調した内容、学生生活の内容をどのように企業の志望度アピールに繋げたのか等、活かし方のコツを質問してみてください。
○社内の雰囲気
どのような組織であれ良い面と良くない面があります。
社内の雰囲気についても同じ事です。完璧に雰囲気の良い会社はありません。
何かしらの良くない面があるはずです。
なのでこの質問をしたとしても、結局その企業の2つの側面を知るだけで終わってしまいます。
こういう所は良いけど、こういう所は良くないよね、みたいな回答になるでしょう。
そうなると最終的にその会社の雰囲気は良いのか、それとも良くないのか判断するのは難しいと思いますよ。
回答を得ても答えに辿り着かない質問だと私は思うので、OBOG訪問で聞かなくても困らないと思います。
○自分への第一印象、発言や態度への改善点
OBOG訪問の終盤でこのような質問を受けた事があります。
- 今回の訪問で私の第一印象はどのように感じましたか?
- 今回の訪問で色々お話しさせて頂きましたが、何か私の発言や態度に改善点はありますか?
他者から見た自分の姿を意識するのは素晴らしい事だと思います。
しかしこれをOBOG訪問で質問するべきかどうか、私は疑問です。
何故ならどのように感じ取るかは相手次第ですから、そのOBOGの回答が全てではありませんからね。
その人だけに質問するのではなく、もっと複数人に聞いて回答傾向を分析した方が実態に沿った結果が得られると思います。
加えて他者から見た自分の姿を知る事はOBOG訪問以外でも出来ますよね。
例えば他己分析の場でも確認出来ると思います。
志望企業の人に対して自分がどのように映っているのか知りたいなど明確な目的があるなら質問してもいいですが、単純に他者から自分がどう見られているのか知りたいだけならOBOG訪問で質問しなくてもいいと思います。
他の場面でも代用出来る事なので、それならOBOG訪問でしか質問出来ない内容に時間を使った方が良いですよね。
因みに、他己分析に関する記事は以下にまとめてあるので参考にしてください。
私が何故他己分析をお勧めするのか記載しています。
○仕事上での成功体験、失敗体験
仕事の成功体験や失敗体験について興味があるのは分かります。
ただ、この話を聞いても自分の就活に繋げる事は難しいです。
例えば成功体験を聞いたとして、「私も同じような成功体験をしてみたい」という考えを志望企業に主張するにしても相応の理由が必要になります。
上手く人事を説得出来る理由が思いつくならいいかもしれませんが、中々難しいでしょう。
失敗体験に関しても話を聞いたとして、そこからどのように自分のアピールに繋げたり、分析に繋げられるのか私にはイメージが難しいです。
「私は同じような失敗をしないように気をつけます!」みたいな内容を面接で話しても、感想を述べるだけで終わってしまいますよね。
この質問は私にとっては自分の就活に活かすには難しい内容だと思ったので、聞かなくても困らないと思いました。
まとめ
今回は社会人である私が、会社員側の目線からOBOG訪問で聞かなくても困らない質問を紹介しました。
記事の前半でも記載しましたが、私が思う聞かなくても困らない質問は以下のような質問です。
OBOG訪問は社会人と就活生両方の貴重な時間を活用して行います。
そのような中であまり自分の就活にとって効果の小さい質問をしては時間が勿体無いですから、なるべく効果の大きい質問が出来るように質問内容を検討しましょう!