こんにちは、はたてです!
他己分析ってやった事はありますか?
言葉自体は聞いた事のある就活生は多いとは思いますが、実際にやった事のある方はどれ程いるのでしょうか?
やった事のない方にとっては他己分析自体に意味があるのか、それとも意味がないのかイメージが難しいと思います。
今回は私が他己分析の実施をお勧めする理由を5つ紹介します。
1.他者から自分がどのように見えているのか分かる
他己分析を行う1番のお勧めポイントはコレです。
自分で自分自身を分析する事は大切ですが、他者からどのように自分が見られているのかを理解する事も大切です。
自分では熱い性格の人と分析していても、他者からはクールな性格の人と認識されているかもしれませんからね。
ここまで正反対の分析内容になる事は少ないとは思いますが、自分と他者では分析内容が異なる可能性も大いにあります。
他者との分析内容が異なるようであれば、自分にとって新しい気づきになりますね。
これぞ他己分析の良い所です。
一方で自分と他者で分析内容が同じになる場合もあると思います。それはそれで自分と他者の認識に違いが無いと理解出来るので良い気づきです。
このように他者から自分がどのように見えているのか理解する事で、自分に対する分析が他者と同じなのか、それとも異なるのか理解出来ます。
他者と分析結果が同じ場合であれ、違う場合であれ、得られるものがあるので今後の就活に活用出来ますよ。
私は色々な人に他己分析をお願いした結果、「他者から見た自分の特徴」と「自分自身で認識していた自分の特徴」が基本的に同じでした。
同期や先輩等、複数人に依頼して8割程のレベルで自分自身に対する認識が一緒だったので、恐らく今後誰と話す場合でも見た目通りの印象を持たれるのだろうという気づきを得ることが出来ましたね。
そうなると、今の自分の性格や特徴に対して同期や先輩が好印象を持ってくれる観点については、多くの人も同じように好印象を持ってくれるだろうと予想出来ます。
しかし一方で悪印象を持たれている観点については、他の人からも同じように思われてしまう可能性があるので改善しなければならないと学びました。
2.他己分析を必要とする面接対策に対応出来る
面接ではガクチカや自己PR、志望動機など様々な事に関して面接官から質問されると思います。
そのような面接官からの質問に関して他己分析をしていないと回答出来ない質問があります。
それは「他の人から見ると貴方はどのような人と言われる事が多いですか?」という質問です。
自分の今までの記憶を振り返って該当する思い出がある方は他己分析をしなくても回答出来るかもしれませんね。
「○○(貴方の名前)って興味のある事にはとことん熱中するよな」みたいな事を誰かから言われた経験を思い出せれば「私は興味のある物事に対して非常に高い集中力を発揮出来る人と言われる事が多いです。」と回答出来るでしょう。
しかし多くの方は明確にそのような記憶を思い出せないのではないでしょうか。
誰かに言われた事はあるかもしれませんが、相当印象的な内容でなければ覚えていないと思います。
なので「他の人から見ると貴方はどのような人と言われる事が多いですか?」という質問に対応する為に他己分析が必要になります。
私もこの質問は聞かれた経験があるので、必ず対策した方がいいと思いますよ。
3.ESや面接で説明する際に説得力を持たせる事が出来る
他己分析を行う事で自分に対する他者からの意見を聞く事が出来ます。
その他者からの意見を踏まえてESや面接で説明すれば、自分の考えだけで説明するよりも説得力のある内容になるでしょう。
例えば強みについて、自分は傾聴力と考えていたとします。勿論何かしら自分の中で根拠となる理由があると思うので、その根拠を基に説明する事でも問題はありません。
ただ、他己分析を通して他者からも同じく「貴方は傾聴力に優れている人だ」という意見が聞ければ、自分の強みを説明する上でより説得力が増しますよね。
自分の考えだけでなく、他者の意見も踏まえて説明出来るのですから。
このように他己分析を行うと他者の意見を把握する事が出来るので、その意見を上手く活用する事で自分の主張に説得力を持たせる事が出来ます。
4.自分の自己分析で足りない要素に気づく事が出来る
同期の方と他己分析を行う場合、お互いに他己分析を実施し合う事もあるかと思います。
他己分析をしてもらう事に勿論メリットはありますが、他者の他己分析を自分が手伝う事にもメリットはあります。
それは自分の自己分析で足りない要素に気づく事が出来るからです。
相手の自己分析に対して足りない要素や改善点についてアドバイスをしていると、「あれ?そういえばアドバイスしておきながら自分も出来てないな」と思うような事があります。
自分自身も自己分析を行っているので、他者の他己分析を手伝うと足りない分析要素や改善点に関して色々と気づく事が出てきます。
「もっとこの観点について具体的に分析した方が良さそうだな」とか「この観点について今とは違う視点で自己分析すると新しい事に気づく事が出来そうだな」とか、相手の自己分析の内容に対して幾つか指摘事項が思い浮かんでくるんですよね。
そのように考えられた指摘事項は、自分にも当て嵌まる場合があります。
このようにして他者の他己分析を手伝う事によって自分の自己分析に活かす事が出来ますよ。
私は同期の他己分析を手伝う中で、色々と「なぜ?」と詳細について突っ込んだ質問をしていました。
「なぜ成長したいの?」とか「なぜそのジャンルの仕事をやりたいと思ったの?」とか「なぜその経験は貴方にとって印象深かったの?」みたいな質問をしていました。
(文章にしてみて気づきましたが凄く圧迫面接みたいな詰め方してましたね。当時の同期には申し訳ない事をしてしまいました…)。
同期の話を聞いていると「なぜ?なぜ?」と色々と追加の質問事項が思い浮かぶんですよね。
しかしふと頭を切り替えて、「今追加で質問した内容に対して自分もちゃんと説明出来るのか?」と考えてみると、実は自分も説明出来ない質問が幾つかあると気づく事が出来ました。
「そういえば自分もなぜ成長したいのか具体的に考えられていなかったな」みたいな気づきがありましたね。
同期には突っ込んだ質問をしながら自分も実は説明出来ないと気づいて申し訳ないなと思いながら、後日改めてその観点について自己分析していました。
もし他己分析の前に自己分析のやり方が分からない方は、私がやってよかったと思う自己分析の進め方について記事をまとめていますのでこちらも是非参考にしてください。
5.今後の自己分析に向けたアドバイスが貰える
大学の同期や先輩等、自己分析を行なった経験のある方に他己分析をしてもらうと、今後の自己分析に関してアドバイスを貰える事があります。
他己分析がお願い出来るような同期や先輩との関係性であれば、自分の就活を応援してくれていると思うので、他己分析を通じて何か気づいた事があれば教えてくれると思いますよ。
「今後は○○を意識しながら自己分析してみれば?」みたいな感じですね。
勿論自分1人だけで自己分析を進める事も可能です。最近では自己分析に関する書籍やネット情報が沢山あるので、それらの情報を調べれば対応出来ますよね。
ですがそれでも他者からのアドバイスに気づかされる事は沢山あります。
その気づきを活かせれば更に深い自己分析が出来るようになるでしょう。
私は自己分析を進めていく中で特に苦戦していた内容があります。
それはキャリアプランです。
そもそも本音では働きたくないと思っていました。テレビとか漫画を見てダラダラと楽に生きていたいですからね。
しかし働いてお金を貰わないと、自分の最低限満足出来る暮らしが出来ないという事も理解していました。
なので働きたくないのに、内定獲得の為に「どのように働きたいか」というキャリアプランを考える事が非常に難しかったです。
そのような中で自己分析を行い、自分の性格的に相性が良さそうな仕事のイメージは掴めていました。
ですがそれでも、その仕事を通じてどのような働き方をしたいのか具体的にイメージする事は出来ていませんでした。
そんな私の状況に気づいたのか、とある先輩から「誰か憧れる人を見つけて、その人に近づく為にはどのようなキャリアを積む必要があるのかという観点で考えてみれば?」というアドバイスを貰った事があります。
これは私にとって全くの別視点からのアイディアだったので、非常に有難いアドバイスでしたね。
実際、そのアドバイスを貰ってから以前よりも具体的なキャリアプランを考える事が出来るようになり、選考本番でも上手く説明出来るようになりました。
まとめ
今回は私が他己分析をお勧めする理由について5つ紹介しました。
ポイントをまとめますと、以下の通りです。
他己分析は誰かにお願いしないといけないので、実施するのに少しハードルが高いと感じる方もいるかと思います。
しかしこの作業を通じて得られるものは沢山あるので、先ずは友人や親など身近な人にお願いしてみましょう!