【どれが必須?】福利厚生の重要性を実感している社会人が紹介する6つの内容

アイキャッチ 就活全般

こんにちは、はたてです!

昨今では様々な企業が福利厚生制度を導入していますよね。

企業を選ぶ際に福利厚生が充実しているかどうか、皆さんよく見ていると思います。

ですが企業が導入している福利厚生が実際にどれだけ重要な内容なのか、どれが必須の内容なのかを就活生のうちから明確にイメージする事は難しいと思います。

なので今回は私が社会人になったからこそ実感する重要な福利厚生について6つ紹介します。

この記事はこんな方にお勧め
  • どの福利厚生を重視すればいいのか分からない人
  • 福利厚生を活用している社会人の意見を知りたい人
マンション

私の中ではコレが圧倒的に1必須です。

就活生時代も家賃補助のある会社がいいんだろうなと思っていましたが、社会人になって家賃補助の素晴らしさを非常に強く実感しています。

なぜなら家賃補助が多い=自由に使えるお金が増えるという状態になるからです。

学生時代から既に1人暮らしをしている方は何となく想像がついているかもしれませんが、社会人になって1人暮らしをする場合、月の支出の中で1番多くの割合を占めるのは家賃です。

例えば都内で1人暮らしをする場合、1Kの部屋であれば賃料は7万円程になると思います。

それに対して手取り金額が20万円程だと仮定すると、手取り金額に対して家賃が35%も占めている事になります。

かなり大きな出費ですよね。

しかし家賃補助のある企業に就職出来れば話は変わります。

月に1万円でも家賃補助が支給されれば、家賃補助が無い場合と比較して月に1万円余分に使えるお金が増える事になります。

たかが月1万円でも年収ベースで考えれば12万円のUPです。

家賃補助が2万円、3万円とより支給額の多い企業であれば、その分自由に使えるお金も増えます。

私自身も家賃補助が支給されているお陰で大分楽に生活出来ています。

なので最低でも家賃補助が支給されている会社を選ぶ事を私は強くお勧めします。

家賃補助を確認する上で注意点が2つあります。

注意点①

家賃補助の支給条件

家賃補助が支給されるには何かしらの条件が設けられている場合があります。

例えば以下のような条件です。

  • 実家から勤務地の距離が1時間半以上
  • 入社5年目まで
  • 勤務地から3駅の範囲の物件
  • 既婚者のみ
  • 広さが○○ ㎡以内  などなど

このような細かい条件はHPや会社説明会で詳細を教えてくれるケースが少ないです。

なので直接人事の方に確認するか、もしくはOBOG訪問を通じて社員の方に聞いた方がいいですよ。

注意点②

元々の平均年収が低い

平均以上に家賃補助を支給する会社があっても直ぐに飛び付かないでください。

必ず元々の平均年収を確認しましょう。

家賃補助と年収の比較表
企業名平均年収家賃補助(月)合計額
A社700万円1万円712万円
B社500万円8万円596万円

一見家賃補助の多い企業は自由に使えるお金が多くなるので良さそうに見えますよね。

しかし元々の平均年収が低い企業の場合、家賃補助が少なくても元々の平均年収が高い企業と比較して合計額が下回る可能性があります。

社員食堂の定食

1人暮らしを始めると食費も収入に占める割合のうち多くを占めることになります。

人によっては家賃の次に支出の多い項目になるかもしれません。

なので食事関連の福利厚生を上手く活用出来る会社は、大きな節約に繋げることが出来ます。

食事関連の福利厚生の例として1番イメージしやすいのは社員食堂ですね。

大学の食堂程安くはありませんが、会社の外に出てランチメニューを注文するよりも遥かに安い値段で食べる事が出来ます。

値段に対してメニューも充実しているので毎日社食を食べても飽きる事はないでしょう。

お店と社食の昼食代比較表 ※月20日勤務、年240日勤務の場合
値段合計額(月)合計額(年)
お店800円16,000円192,000円
社食600円12,000円144,000円

上記の表では1日200円の差ですが月単位、年単位で計算すると大きな金額差になります。

たった200円の差でも甘く見てはいけません。

食費の節約は家計に大きな効果があるので、食事関連の福利厚生が導入されている企業はお勧めです。

虫眼鏡とチャート図

従業員持株会制度とは自分の勤めている会社の株式を購入出来る制度です。

会社の規定によって購入方法は幾つかあるかもしれませんが、自分で決めた金額を毎月決められた日に購入する形式が多いのではないでしょうか。

この制度のオススメポイントは購入金額に対して奨励金を設けている場合がある事です。

例えば奨励金が購入金額の10%だった場合、10,000円の自社株を購入する設定をすると、奨励金の10%分を加えて11,000円分の自社株を購入する事が出来ます。

毎月自動購入する事になるので、この条件であれば年間12,000円分の奨励金が実質的に貰えるという事になりますね。

企業によって奨励金の割合は異なりますが、私は例え1%しかなくてもこの制度を利用する事をお勧めします。

1%の奨励金と聞いて奨励金の割合が少ないと感じる方がいるかもしれません。

しかし何もしなくても1%分のお金を貰える事は、今の世の中では貴重な機会だと思いますよ。

銀行の預金金利や国債は全く1%に届きません。

クレカであれば1%を超える場合もあるかもしれませんが、相応の金額を支出する必要があるでしょう。

このように単純にお金を出せば数%分のお金が自動的に貰える機会は少ないので、メリットは大きいと思いますよ。

注意点

株式売買は勉強が必要

株式の購入は値動きによって元本を下回る可能性があります。事前に株式についてよく勉強してから始めましょう。

自己啓発と表紙に書かれた本

資格を取得した際に受験費用とは別に奨励金が貰えたり、通信教育など外部教材を活用した勉強を行う際に受講費用を会社が負担してくれたりする場合があります。

社会人になっても勉強は必須なので、その勉強に対して会社が支援してくれるのは有り難いですね。

特に資格獲得における奨励金の支給はモチベーションに大きく影響すると思います。

難しい資格ほど奨励金が高く設定されるので、今まで難易度的に諦めていた資格も挑戦してみるメリットはあると思いますよ。

はたて
はたて

学生期間が終わった社会人になっても勉強は必要です。

特に若手のうちは仕事に関連する専門的な知識を身に着ける為に勉強が必要になります。

企業によっては資格取得を義務付けられる事もあるので、入社後に確認してみてください。

退職金規定書

退職金は辞めた時に必ず支給されると思っていませんか?

それは間違いです。

志望企業で元々退職金に関する規定がない場合、退職金が支給されない可能性があります。

私もこのような就活ブログを運営する前まで、退職金は必ず支給されるものだと思っていました。

しかし調べてみると支給されない場合もある事を知って驚きましたね。

なので採用サイトに退職金の支給有無が記載されているか、気になる方は確認してみてください。

記載が無ければ人事の方や社員の方に聞いてみましょう。

青空と透き通った海

沢山休める機会があるのは嬉しいですよね。

特別休暇には例えばこんな内容があります。

  • ワクチン休暇
  • リフレッシュ休暇
  • アニバーサリー休暇
  • バースデイ休暇
  • ボランティア休暇
  • 慶弔休暇
  • 夏季休暇  などなど

普段働いている時はあまり意識しないのですが、いざ自分がその休暇を取得出来るタイミングになるとワクワクします。

企業毎に様々な特別休暇を設定しているので、気になる人は企業に聞いてみてください。

注意点

企業と就活生で特別休暇の認識が違うかも?

「特別休暇=有給休暇とは別の休暇」と認識している方がいると思います。私も就活生時代はそのように思っていました。

しかし必ずしも有給休暇と別の休暇の扱いになるとは限らないので、よく確認しておく事をお勧めします。

想定されるケースとしては「特別休暇=有給利用奨励日」として扱われる可能性です。

例えばアニバーサリー休暇を導入している場合、このアニバーサリー休暇は有給休暇の利用をお勧めする日であり、あくまで利用出来るのは通常の有給休暇であるという扱いになっている可能性があります。

せっかく沢山休みがもらえると思ったのに、入社してから休暇の扱いが違うと伝えられたら凄くモチベーションが下がりますよね。

志望企業の特別休暇の多さに魅力を感じている方は、休暇の扱いについてよく確認しておきましょう。

他にも様々な福利厚生がある中で、私の中であまり重要でないと思う内容についても簡単に紹介します。

①サークル活動費用補助

会社の人達とプライベートを楽しみたい方にとっては、この制度は良いかもしれません。

しかし私は仕事とプライベートを分けて考えたいので、このような制度があってもあまりメリットを感じないですね。

②社員旅行

こちらもサークル活動と同じく仕事とプライベートを分けたい事から、私にはメリットの少ない福利厚生です。

海外に行けるとか、国内の高級旅館に泊まれるとかなら少し話は変わるかもしれませんが。

ただ若手でこのような旅行に参加すると旅行の準備を手伝う必要があったり、旅行当日も上司を気にしながら行動しないといけなかったりするので、あまり楽しめなさそうな印象です。

本当に楽しめるのは年齢が上の方だけだと勝手に思っています。

③ノー残業デー

ちゃんと機能しているなら全く問題無いです。

しかしノー残業デーがきちんと機能している会社はどれ程あるのでしょうか。

とある部署では機能していても、別の部署では忙しくて機能していない可能性も想像出来ます。

ノー残業デーを導入している企業の方に実態を聞く事も出来るとは思いますが、どこまで正確な回答が得られるか微妙です。

採用サイト等で導入している事を公表しながら「実は機能していないんです」と言い切る事も出来ないでしょうから、「“機能している部署は”積極的に帰宅している」みたいな曖昧な回答が予想されます。

実情が掴みづらい制度なので、この制度の有無を企業選択に影響させる事について私はお勧めしません。

今回は社会人になって私が重要だと実感した福利厚生6つを紹介しました。

まだ学生だとイメージが湧かないかもしれませんが、社会人になると福利厚生の有難さを強く実感するようになります。

福利厚生の詳細は入社してからでないと分からない事も多いです。

なので入社した後も会社の規定等を読んで、どのような福利厚生があるのか調べてみるといいですよ。