こんにちは、はたてです!
キャリアセンターの存在自体は認識していながらも、「特に理由は無いけどなんか入りにくい」、「基本的すぎる相談をして大学職員の方に怒られたくない」等の理由から実際にあまり活用していない方が多いのではないでしょうか。
キャリアセンターは皆さんが思っている程、怖くないので安心してください。
むしろ得られるメリットが沢山あるので積極的に活用していきましょう。
今回は私が大学のキャリアセンターの活用をお勧めする理由を7つ紹介します。
1.就活生の相談に対して真剣に対応してくれる
私が思うキャリアセンターの1番のお勧めポイントはコレですね。
どれほど基本的な相談に対しても真摯に対応してアドバイスをしてくれます。
なので「こんな相談をしてもいいのかな?」と恥ずかしがったり、躊躇したりする必要は全くありません。
寧ろせっかく対応してくれる相談相手がいるのに、そのような感情から遠慮して相談しないのは勿体無いと思います。
キャリアセンターの職員の方は就活生に寄り添って相談に乗ってくれるので、何か相談事項があれば遠慮せずに相談してみると良いですよ。
当時私は以下のような内容をキャリアセンターの職員の方に相談していました。
- 業界の絞り方が分からない
- 自己分析のやり方が分からない
- 面接官からの質問に対して上手に回答する方法が分からない
- 自分の働きたい業界が分からない などなど
この記事を書きながら思いましたが本当に基本的な事を職員の方に質問していたなと思いました。
それでも職員の方は真剣に相談を受けてくれたので、自分にとっては本当にありがたい存在でしたね。
2.無料で何回でも相談出来る
無料で且つ何回でも相談出来るのはキャリアセンターの強みですね。
大学に寄ったタイミングでちょっと質問したい事があれば気軽に聞けるのが凄く便利でした。
相談自体も基本的に制限無く受け付けてくれると思います。
- ESの書き方、添削
- 面接練習、面接の不安点
- 自己分析の方法
- インターンの受け方
- 業界企業研究の方法
- キャリア相談 などなど
混雑状況によっては事前予約が必要になる場合もあるので、もし予めキャリアセンターに行く用事が決まっているなら早めに予約しておきましょう。
私は主に面接練習でキャリアセンターを活用していました。
面接でどのような質問をされるのか、自分のESに対してどのような深掘をされるのか等、面接官からの質問内容を知る為に活用していましたね。
面接官からどのような質問をされるのか知る為にはある程度の実践経験が必要になるので、気軽に練習出来るキャリアセンターは便利でした。
3.就活情報が沢山集まっている
字の如くキャリアセンターには就活に関する情報が沢山集まっています。
例えば書籍関連です。
書籍コーナーがあればES対策本や面接対策本、業界毎の特徴がまとめられた本などが揃っているでしょう。
OBOGに関する情報もまとめられていると思います。
自分の志望する企業にOBOGがいるのかも確認出来ます。
他にもインターン情報やセミナー情報、学校推薦企業の情報など様々な情報が揃っています。
何か知りたい情報がある時、キャリアセンターに問い合わせれば見つかるかもしれませんね。
4.OBOG訪問の手伝いをしてくれる
先程キャリアセンターには沢山の情報が集まっていると記載しました。
その情報の中にはOBOGに関する情報も揃っています。
もし貴方がOBOG訪問を行いたいと思っている場合は、キャリアセンターにその旨を相談してみてください。
対象者の探し方を教えてくれると思います。
また、OBOG訪問の依頼方法についても教えてくれるでしょう。
多くの場合はメールで依頼する事になります。
しかし社会人の方にどのような文面のメールを送ればいいのか初めてだと分からないですよね。
そのような時でもキャリアセンターの方に頼るといいですよ。
OBOG訪問は就活において重要な行動です。
依頼の仕方が分からない、対象者が見つからない、見ず知らずの社会人の人にいきなりお願いするのは怖い、など色々と不安な点もあるとは思いますが、キャリアセンターのサポートを受けながら挑戦する事を私はお勧めしますよ。
また実際にOBOG訪問を実施するとなった場合、何をすればいいのか分からない就活生も多いと思います。
そのような方々に向けて私がOBOG訪問受ける側になって分かった、やってほしい事、やってほしくない事を以下の記事にまとめました。
どのような事を行うとOBOG側は就活生に好印象を持つのか記載していますので、是非こちらの内容も参考にしてください。
5.キャリアセンター経由の特別選考に参加出来る可能性がある
高校や大学に推薦入試があるように、就活にも推薦制度があります。
就活で推薦制度を活用すると一般的な手順で応募するよりも受かりやすいと言われています。
主に理系学生向けの就活に多く活用されている印象がありますね。
もし志望企業に対して推薦制度を使える機会が自分の大学にある場合はチャンスですよ。
推薦制度自体は知っている方でも、自分の大学ではどの企業に対して推薦制度が活用出来るのか明確に理解している方は少ないのではないでしょうか。
そうなると自分の周囲の友人も知らず、情報が全く入ってこないので1度自身でキャリアセンターに足を運んで、対象企業の一覧を確認するといいと思います。
6.セミナー参加で就活力アップ
キャリアセンターでは様々なセミナーが開催されます。
ES対策、面接対策、キャリアの考え方、就活の進め方など、色々な分野のセミナーが開催されていますよ。
特に就活初期の段階では就活を進める上で何をしなければならないのか分からないと思います。
なのでこのようなセミナーに参加して就活の全体像を把握出来ると、その後もスムーズに就活を進める事が出来ますよ。
就活サイトもセミナーを開催していますので、イベント情報をよく確認する事をお勧めします。
キャリアセンターのセミナーでも、就活サイト主催のセミナーでも多くの事を学べると思いますよ。
キャリアセンターのセミナーの良い点は、大学の授業の合間に参加出来る事ですね。
大学外のセミナーは移動で時間を取られてしまいますが、キャリアセンターであれば大学に寄ったついでに参加したり、授業と授業の間に参加したりと、学業と両立しながら就活を進められる点が良いですね。
大学2年生以下向けのセミナーもあるので、下級生の方も興味があればセミナー情報を確認してみてください。
セミナーには大学外で開催するタイプもありますが、大学内で開催するタイプでも十分に自分の就活スキルを向上させる事が出来ます。
特にESの書き方や面接での受け答えの仕方等、基礎的な内容を学びたい人にはピッタリです。
7.就活の作業を行うのに最適な場所
私は就活のやる気が出ない時、キャリアセンターで自己分析や面接対策の作業を行っていました。
自習室のように活用していましたね。
周りの学生も就活に関する作業を行なっているので、非常に集中しやすい環境でした。
就活の作業は中々やる気のある状態で出来る機会が少ないと思うので、自分にとって集中しやすい環境を整える事も大切です。
キャリアセンターで就活の作業を行うとこんなメリットがあるんだなと思える事がありました。
それは他の就活生の相談内容が聞こえてくる事です。
特に役に立ったと思えるのは面接練習の内容が聞こえてくる事です。
他の就活生の受け答えを聞いて、自分だったらどう回答するか考えたりしていましたね。
明らかに自分よりも面接スキルが高い就活生の受け答えを聞けた時には、その就活生の受け答えを参考にしていました。
キャリアセンターの弱み
今までは私がキャリアセンターの活用をお勧めする理由を記載してきましたが、勿論弱みもあります。
ここで私が思うキャリアセンターの弱みについて1つ紹介します。
○特定の企業に特化した相談に弱い
キャリアセンターが得意とするのは、どの企業にも「汎用的」に活かす事が出来る内容の相談です。
例えばこんな相談ですね。
- 自己分析のやり方が分からないから教えてほしい
- 読み手に分かりやすいESを書くにはどうすればいいのか
- キャリアプランはどのように考えればいいのか
一方で特定の企業でしか活かす事が出来ない「個社別」の内容についてアドバイスする事は得意ではありません。
例えばこんな相談です。
- ○○社から内定を取る為のESの書き方を教えてほしい
- △△社の面接ではどのような逆質問をすればいいのか
- □□社は筆記試験でどれくらいの正答率なら通過出来るのか
なぜキャリアセンターは個社別の内容に対するアドバイスが得意ではないのでしょうか?
それは特定の企業に特化したサポートまで対応出来るようにすると、キャリアセンター側は各企業に関して相応の分析が必要になるからです。
就活生からの相談に備えて日本中の企業に関して深くまで分析するのは物理的に不可能ですよね。
大企業に範囲を絞ったとしても難しいと思います。
勿論キャリアセンターは昔から多くの就活相談を受けている実績があるので、深い内容までアドバイス出来る企業があるかもしれません。
しかし相談しても本質的な解決に繋がるかどうかはキャリアセンターの持つ情報量に左右されると思います。
このようにキャリアセンターの強み弱みがある中、特に注意が必要な相談は面接対策です。
1次、2次面接のような選考前半戦はキャリアセンターの得意とする分野である一方、3次、最終面接のような選考後半戦は不得意な分野であると私は思います。
面接は1次、2次、3次、最終というように複数回の段階を経て内定が決まりますよね。
各段階で面接官が注目しているポイントは異なり、最終面接に近づく程、その企業に特化した内容が重要視される傾向にあります。
例えば1次面接ではガクチカや自己PR、大学時代に学んだ事など志望企業に関する内容以外について質問される事が多いでしょう。
一方で最終面接に近づく程、志望動機や就活軸、キャリアプランなど志望企業に関する質問が多くなってきます。
このような場合、1次、2次面接は他の企業でも同じような回答が出来る「汎用的」な対策が可能です。
ガクチカであればどの企業でも大体同じ内容を話す事が出来ますよね。
しかし最終面接に近づく程、志望企業に対する「個社別」の対策が必要になります。
志望動機の内容を複数の企業に対してそのまま使う訳にはいかないですよね。
なので3次、最終面接のような個社別の対策が必要となる面接はキャリアセンターにとって不得意な分野であると考えられます。
特定の企業に特化した相談をする事自体は問題ありません。
来週この企業の最終面接があるので面接練習がしたい、この企業のESを通過する為にどのような修正が必要か教えて欲しいなど相談するのはOKです。
しかし上記で記載したように個社別の相談になる程、キャリアセンター側も対応が難しくなるので、キャリアセンターに加えて他の人にも相談する事を私はお勧めします。
まとめ
今回は私が大学のキャリアセンターをお勧めする理由について7つ紹介しました。
ポイントをまとめますと、以下の通りです。
キャリアセンターを必要以上に怖がる必要はありません。上手く活用出来れば様々なメリットを享受する事が出来ます。
まずは気軽に足を運んで就活相談の予約をしてみるといいですよ。