【他の就活生と差別化】企業説明会の質問で私が聞いて良かったと思う内容4選

アイキャッチ 説明会

こんにちは、はたてです!

企業説明会に参加すると説明会の途中や終了間際に人事の方に質問出来る時間を設けられる事があると思います。

その際に皆さんはどのような質問を人事の方にしていますか?

企業の人に質問する事自体緊張して難しいですけど、そもそもどのような質問をすればいいのか質問内容を考える事も難しいですよね。

今回は私が就活生時代に人事の方に質問して、他の就活生との差別化に向けて役に立ったと思う質問事項を4つ紹介します。

この記事はこんな方にお勧め
  • 企業説明会でどのような質問をすればいいのか知りたい人
  • 企業説明会で他の就活生と差別化したい人
1歩前に踏み込んでいる様子

企業説明会にて人事の方から説明される内容は時間も限られている事から、1つの内容について具体的に説明するというよりも、様々な内容の概要について説明するケースが多いです。

企業側としても社風や事業内容、注力分野、社員の1日のスケジュール等、1度のプログラムで説明しなければならない事が沢山ある事から、各内容について具体的な事まで踏み込んで説明する時間がありません。

その為、人事の方に企業説明会で説明を受けた内容に対して更に1歩踏み込んだ内容を質問出来ると、他の就活生が把握していない情報を獲得する事が出来ます。

例えば、人事の方から「弊社は①食品製造事業、②介護施設運営事業、③不動産賃貸事業、以上3つの事業を中心に展開している」という事業内容の説明があったとします。

この説明に対して以下のような1歩踏み込んだ質問が出来ると、自分だけが知る情報を獲得する事が出来ますよね。

  • ①②③の売上構成比率について教えてください。
  • なぜ①②③の事業を現在展開しているのでしょうか。
  • ③の不動産賃貸業は事業内容的に競合他社との差別化が難しいように思えるのですが、今後どのような戦略展開を想定しているのでしょうか。

このような質問から獲得した情報を基に志望動機や企業に興味を持った理由を説明出来ると、他の就活生とは違う独自の説明が出来るようになりますよ。

ポイント

常に疑問を持つ意識が大切

上記のような1歩踏み込んだ質問内容を考える際には「なぜ?」を起点に考えるとイメージしやすくなると思います。

「なぜこの事業内容を展開しているのか?」「なぜその事業分野に注力する必要があるのか?」など、人事の方の説明に対して「なぜ?」と疑問に持ちながら質問内容を考えてみてください。

AとBのブロックを持った手

業界が違えばそれぞれの企業が展開する事業内容は明らかに異なるものではありますが、同じ業界の会社同士では事業内容や事業戦略など幾つも似ている要素があると思います。

私も企業分析を行う際に「この業界に属する各企業は行っている事業内容が殆ど同じじゃないか!」と分析に苦労した経験があります。

無形商材系の業界では特にそのような傾向が強い印象です。なので各社の違いを見つけるもの一苦労でしたね。

そのような場合、ネット情報で企業毎の違いを見つけるのは難しいので直接人事の方に質問した方が早く解決出来ますよ。

人事の方に質問する際には1つ注意点があります。

本当に何も違いが分からなければ「貴社とA社の違いは何ですか?」と質問していいですが、出来ればこのようなざっくりとした質問は避けた方がいいです。

明確な違いは分からずとも、ある程度はネットで情報を調べる事は出来るので、もう少し具体的な観点から企業毎の違いについて質問する事をお勧めします。

例えば、以下のような質問が出来ると具体的な回答が得られるかもしれません。

貴社と同業のA社は食品製造事業について今後の戦略ではアジア圏を中心とした海外向けの販売拡大に注力していく方針を取っているかと思います。加えて日本国内と海外との売上比率や商品ラインナップ等、私が調べられる限りの要素について両社殆ど明確な違いが見られませんでした。このような状況の中で貴社はどのような方法でA社との差別化を図っているのでしょうか?

もしこの質問から志望企業とA社との差別化要素を聞ければ、他の就活生が把握していない独自情報を獲得する事が出来ます。

私の経験

私はとある業界の企業分析を進めていた時、扱っている商材やサービス、今後の事業方針等がHPで調べる限り殆ど似たような内容だったので各企業の違いを見つけるのに非常に苦労していた時があります。

そのような課題を抱えている中、就活生当時の私は会社説明会で似ている要素の1つについて人事の方に質問しました。「貴社の企業理念である『お客様を大切にする』という方針について同業他社も似たような方針を掲げておりますが、貴社ではこの『大切にする』という内容をどのように捉えているのでしょうか?」というような感じの質問をしました。

この質問に対して人事の方から、『お客様を大切にする』という内容に対してその企業がどのような認識をしているのかを教えてもらう事が出来ました。

この質問により多くの就活生がHP等に掲載されている企業理念の表面的な文字の内容しか把握していない中、私は志望企業の理念についてより具体的な情報を獲得出来ましたね。

それ以外にも様々な質問を通して、他の就活生が把握していない情報を収集して差別化を図っていました。

人事異動通知書

こちらは自分のキャリアプランを考える際に聞いて役に立ったと思えた質問です。

就活ではESや面接で自分の想定するキャリアプランについて聞かれる事が多いです。その為、志望企業でどのようなキャリアを積めるのか具体的に情報を取得する必要があります。

企業説明会の中でも一般的なキャリアプランの概要について説明してくれる場合もありますが、出来れば更に具体的に情報を取得しておくことをお勧めします。

特にESや面接ではキャリアプランについて聞かれる際、「5年後迄にどのような社会人になっていたいですか?」というように「とある時期」に関する内容について質問される事が多いです。

その際には「5年目なら自分はその時何部署目の配属だろうか?」とか「この会社では5年目までのキャリアの進み方としてどのようなケースが多いのだろうか?」とか、志望企業特有の傾向に基づいて自分のキャリアプランを説明する必要があります。

例えば、1つの部署に平均3年間所属する傾向のある会社に対して、「私はA部署、B部署、C部署を経験し、5年目にはD部署に所属してお客様のニーズを的確に捉えた提案が行えるようになりたい」みたいな回答をしてしまうと、現実的ではない少し的外れな回答になってしまいますよね。

初期配属の傾向がある程度明確な場合も要注意です。

初期配属で営業職として配属されるケースの多い企業に対してキャリアプランを説明する際に、「私は先ず商品開発部で経験を積んで~」のような回答をしてしまうと、こちらも少し現実的ではない回答になってしまいます。

このように自分のキャリアプランを説明する際には志望企業独自の傾向を把握する事が重要になるので、企業説明会の際には人事の方に積極的に質問してみましょう。

志望企業の傾向に沿ってキャリアプランを説明出来る就活生は中々いないと思うので、このような説明が出来るようになれば間違いなく他の就活生との差別化に繋がると思います。

考え事をする木製人形

人事の方に当時の志望動機を聞いてみる事もお勧めです。

既に薄々感じているかもしれませんが、志望動機の内容を考えるのはとにかく難しいです。

頭の中にある自分の考えを言語化して、分かりやすい文章にし、且つ300文字や400文字と沢山字数を記載するのはとにかく大変でした。

私も就活を始めた当初はどのような書き出しで文章を記載すればいいのか、全くイメージ出来ませんでしたね。

このような場合、多くの就活生が参考にする情報の1つは就活サイトに掲載されている諸先輩方の志望動機だと考えられます。

そうなると誰でも見られる情報を参考にして志望動機を考えるので、就活生同士の志望動機の内容が似てしまう可能性があります。

そのような状況を避ける為にも人事の方に当時の志望動機を聞いて、他にどのような志望動機の書き方があるのか情報収集してみましょう。

他の就活生が考えそうにない、且つ参考になる志望動機の情報を獲得出来れば差別化に繋がるでしょう。

はたて
はたて

1から考えるよりも、誰かの内容を参考に考えたほうが圧倒的に志望動機は作りやすいですよ。

注意マークを持つ手

企業説明会で人事の方に質問する際には幾つかの注意点があります。

就活に限らない一般的な注意点と変わらないので難しい話ではありませんが、以下の点に気をつけながら質問しましょう

①沢山質問しすぎない

人事の方にとって就活生から質問を受ける事は大歓迎だと思いますが、忙しい時間の中で質問を受け付けてくれている事を忘れないでください。

特に合同説明会の場で質問する場合は、人事の方は次の時間帯向けの説明の準備を行う必要があります。その為、沢山質問したい場合でも内容を幾つか絞って質問しましょう。

もし沢山質問したい場合は、人事の方へ質問の最初に「〇個質問したいことがあるのですが問題ありませんか?」とか、質問の途中で「あと〇個質問してもよろしいでしょうか?」のような確認を必ず取るようにしてください。

②人事の方が回答出来る質問を行う

質問内容にも注意が必要です。

応対して頂ける人事の方が回答出来るような質問をするようにしましょう。

人事の方も今まで就活生から色々な質問を受けたり、事前に質問を想定したりしていると思うのである程度の内容に対しては回答してくれるとは思います。

しかし企業に関する非常に細かい内容や明らかに人事の方の管轄外であろう質問は、回答が難しいと思うのでなるべく避けましょう。

③少し調べれば分かる事は質問しない

ネット情報で少し調べれば分かる内容は質問するべきではありません。

質問をする事でせっかく人事の方に意欲的な一面を見せる事が出来たのに、質問内容が原因で評価を落としてしまうのは勿体無いです。

とはいえ、どこまで調べれば十分調べた事になるのか判断が難しいと思います。

以下の内容について調べてみて、それでも分からない事があれば人事の方へ質問してみてください。

  • 企業HP
  • 統合報告書
  • 有価証券報告書、決算短信
  • ニュースリリース
  • その他ネットで直接検索出来る内容

どれだけ事前に調べたとしても企業にとっては当たり前の質問をしてしまう事もあるかもしれません。

しかし就活生自身が予め調べた上で質問した事が伝われば、企業側も快く質問を受け付けてくれると思いますよ。

今回は私が就活生当時に企業説明会で、他の就活生と差別化する為に聞いて良かったと思う質問事項4つを紹介しました。

今回のポイントをまとめますと、以下の通りです。

まとめ
  • 企業説明会の内容を更に深掘した質問をしよう
  • 他社との具体的な違いについて質問しよう
  • 部署の平均所属期間や初期配属の傾向について質問しよう
  • 人事の方が当時考えていた志望動機について質問しよう

企業説明会で人事の方に質問するのはかなり緊張すると思います。

それでも質問出来ればその分他の就活生との差別化を狙う事が出来るので、勇気を振り絞って質問してみましょう!

私は企業説明会の最中に就活生が集まる中、手を挙げて質問するのは緊張するので企業説明会が終わった直後に個人的に人事の方へ質問していました。

自分にとって1番緊張しない方法で質問してみてください!